こんにちは。建築部の北村です。
相変わらず寒い日々が続いていますが、みなさんお元気でしょうか。
建築の仕事に携わっていると多くの建築用語に触れる機会があります。似たような言葉もいくつかあるので時々混合しがちではありますが、本日はその似通った建築用語のことを少しご紹介したいと思います。
最近よく聞くようになった「リノベーション」という言葉ですが、「リフォーム」と同じ意味合いで使っている方も多いのではないでしょうか。
一般的に「リフォーム」とは老朽化した建物を新築時の状態に戻すことを言います。マンションやアパートの場合には入居者が住む前の状態に戻すことを指す場合があり原状回復とも言われたりします。例えば、外装の塗り直しや壁紙の貼替などがこれに当たります。
一方「リノベーション」とは、既存の建物に大規模な工事を行うことで性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすることを言います。例えば、耐震性を高めるための壁の補修を行ったり、間仕切壁をなくして広いLDK空間に作り替えるなどが「リノベーション」に該当します。
なかなか使い分けが難しいとも思いますが、意味の違いを知っておかれるのはいかがでしょうか。